代表取締役 1級とび技能士
菰原 秀治(こもはら ひではる)
1996年18歳の時から先代である父の下で重量とびの修行を開始。
当時は荒っぽい職人が多く、現場で態度が悪かったり、喧嘩して現場から帰ったり、命綱を使わないなどの不安全な行動をよく目にしました。
正直お恥ずかしいですが、全部、私のことです…
しかし、仕事内容は面白いし、誰でも出来る仕事ではない魅力ややりがいを感じる事もあり、早く一人前になってこの業界のイメージを変えるような存在になりたいと思うようになりました。
リーマンショックで仕事が減っていく中、
2代目に就任し、会社の環境を変えていく事に…
父の下で修行を始めて12年目の2008年に、当社は大きなピンチを迎えます。
リーマンショックの影響で急激に不景気になり、仕事が減っていったのです。
しかも、父は、変形性膝関節症の影響で徐々に高所作業ができなくなっていました。
その後、2年経っても父の病状は回復しなかったため、2010年、私が32歳の時に2代目として就任することになります。
社長になったとはいえ、当時はまだ、リーマンショックの影響で仕事が少なく、いつ倒産してもおかしくない状況でした。
それからは、無我夢中です。
父がバリバリ働いていた時のような活気のある会社に立て直すために、いろんなことに取り組みました。
まず、安全に対する指導が厳しくなっていたので、お客様が安心して見ていられるように、不安全な行動の多かった自分を変え、安全最優先の作業を徹底して行うようになりました。
また据付時に一緒にご依頼いただくことの多い、墨出し、アンカーセット、レベル調整、コーキングなどの作業の質も磨いていきました。
また、既存の道具や機材を整備し、必要なモノは惜しむことなく購入し、社員や協力業者で不足する部分が見つかったら、資格を取得するなど出来ることはなんでも行ってきました。
他にも以下のように色々なことに取り組みました。
- 搬入計画図などの作成に必要なAutoCADの導入
- 鉄骨・鉄板・足場材などで作成する搬入用ステージの耐荷重計算
- あと施工アンカーの強度計算
- 2014年、1級とび技能士検定に社員1名と共に挑み合格
いろんな事に取り組んできましたが、一番気をつけたのが、安全対策です。
工事を行う前に徹底調査し、安全な作業を徹底すれば、お客様に価値を提供出来ると信じて、今まで取り組んできました。
また、お客様のご要望には耳を傾けて、許容できる範囲であれば、何でも答えてきました。
最近では、有難いことに「安心して任せられる」「頼りにしています」と高い評価を頂けるようになりましたが、これからも気を引き締めて継続できるように努めていきたいと思っています。